プレスリリース

TechCommitのコミュニティ内QA掲示板の「質問や相談の傾向」を分析してみた

こんにちは!TechCommit運営の井上です。

AdventCalendarの枠がまだ1日空いていたので、せっかくなのでこの枠を利用してTechCommitのQAの傾向などを簡単に分析してみたいと思います。
ということでTechCommit AdventCalendar 9日目分の記事です。

TechCommitをより知ってもらったり活用してもらったりできるヒントにもなれば幸いです!

TechCommitのQA掲示板って?


https://www.tech-commit.jp/main/questions 

現在は「QA広場」という名前のTechCommitの質問掲示板の機能の事です。
TechCommit内ではSlackで色々聞いたり問題解決したり、oViceで直接他のメンバーに質問したいりもされてもいますが、非同期に質問を残しやすいようにQA掲示板の利用もしていただいています。

QA掲示板の使い方

Slackなどのチャットでは会話が流れやすく過去の履歴も探しづらい為、基本的に様々なメンバーに意見を募りたい場合はQA掲示板の利用を推奨しています。
特に同じような悩みを抱えている方が、他のメンバー同士のやり取りを見て参考にもできる場にしやすくなるという狙いもあります。
(ピンポイントな技術的エラーの相談は再現性が低いかもしれませんが、就活や学習方法に関する相談は広く使い回しやすい知識であることも多いです)

迷ったらQA掲示板に詳細な質問事項をまとめて記載した後、該当の質問詳細のURLを含める形でSlackなどで助けてほしい旨の書き込みをするといった使い方が良いでしょう。

QA掲示板の質問傾向(2022/12/24現在)

実際にどんな質問の傾向があるのか簡単に見てみましょう。

質問種別の傾向

質問種別は下記のような割合になっていました。

  • 不明点・エラー関係 (280)
  • 学び方・教材選定 (76)
  • 技術・ツール選定 (48)
  • 就職・転職 (15)
  • その他 (29)

やはり一番多いのがエラーなどで詰まった際や、学習している教材や使っているツールの設定等で、どうしても解決できない場合にヘルプを求める使い方です。
質問をまとめるということ自体がラバーダッキングのように思考をまとめる効果もあり、その技術分野の専門家でなくても新しい観点やフィードバックが得られることもあり、殆どの質問が解決(あるいは自己解決)になっています。

キャリアに関する相談はテキストよりも口頭でのほうがしやすいこと、また専用のキャリア相談用のSlackチャンネルがあるため、そちらで行われていることが多いです。
また、先にも触れましたが「学び方・教材選定」に関しては再利用性の高い情報が多いので、学び方に迷った方や教材を探している方は、過去のQAを検索してみると良い情報が得られるかもしれませんのでお試しください。

質問の対象・技術

質問の対象としては、初学者の方はRailsチュートリアルをされている方が比較的多くRails関係の質問が多めですが、その他は比較的広く様々な分野があります。

  • Ruby on Rails (62)
  • HTML・CSS (26)
  • PHP (26)
  • AWS (22)
  • Laravel (16)
  • JavaScript (16)
  • Python (15)
  • データベース・SQL (15)
  • 就職・転職 (14)
  • Vue.js (12)
  • Ruby (8)
  • Java (8)
  • Linux (7)
  • React.js (6)
  • Swift (3)
  • Google Apps Script (3)
  • Unity (2)
  • Django (2)
  • C++ (2)
  • 英語 (2)
  • 機械学習・人工知能 (2)
  • etc…

見て分かる通りWebアプリケーション開発に関する技術の割合が多いです。
要因としては下記の2つが大きいでしょう。

  • TechCommit自体が推奨している学習教材も「Railsチュートリアル」「Recursion」「Techpit」などである
  • TechCommitはイベント開催等手伝っていただいている方も含めると、半分以上現役のITエンジニアであり、質問者は初学者の割合が多い

業務経験が豊富なITエンジニアは、どちらかというと情報提供やフィードバック・質問回答などをしてもらえていることが多いです。
また、現役のシニアエンジニアの方などはRust、Go、Flutter、セキュリティ、特定のツールなど更に多岐にわたる学習をされています。

その他:輪読会などの開催傾向

定期的に開催している(現在では毎週各曜日で開催している)輪読会は、スタッフ及び個人の有志の方によって開かれています。
基本的には自分の興味があることをベースに、汎用的に使えるスキルを中心に輪読会を開催していただいています。

まだ、個人開催の数は多くはないですが、過去に開催された一例も紹介しておきます。

  • 『IPA IT人材白書2020』輪読会
  • 『スクラムガイド2020』輪読会
  • 『体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方』輪読会
  • 『リーダブルコード』輪読会
  • 『マスタリングTCP/IP 情報セキュリティ編』輪読会
  • 『プロを目指す人のためのTypeScript入門』輪読会(疑問・感想・意見交換会)
  • 『良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門―保守しやすい 成長し続けるコードの書き方』輪読会
  • 『個人開発をはじめよう!クリエイター25人の実践エピソード』輪読会
  • 『Pythonによるファイナンス―データ駆動型アプローチに向けて』輪読会
  • 『Python実践入門 ─ 言語の力を引き出し、開発効率を高める』輪読会
  • 『ソフトウェアテスト293の鉄則』の輪読会

輪読会は特にITエンジニアとして横断して使えるスキルのものが良いと考えています。
特に現場経験から得られる知見などの話が聞けるものは盛り上がります。

もし、輪読会をやりたい書籍があればこちらもぜひ要望・立候補などお願いします!
もちろん過去に開催されたものでも勿論OKです。

最後に

自分が困っていることの情報は他の人の助けになることもあります。
1人で困っていることがあれば気軽にQAやチャットなどでもご質問ください。
また、輪読会なども興味があるところから顔を出したりもしてみてくださいね!
参加方法や不安がある方は、気軽にファシリテーターやひとりごとチャンネルなどでも話しかけてみてください!

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